「生成AI×自治体史」―MALUI連携による全国初の取り組みを開催しました。
2025年1月22日、京都府立大学文化情報学研究室の教員東昇とNXワンビシアーカイブズは、京都府立大学地域貢献型特別研究(ACTR)「京都府北部のMALUI・高大連携による文化資源を活かした地域づくり」(研究代表:東昇)の一環として、同学科の教員・院生・学生を対象に、生成AIを活用した自治体史のワークショップを開催しました。ワークショップでの、ChatGPTを活用した自治体史情報提供チャットボットの試用や意見交換を通じて、使用感や課題を把握し、今後の実用化に向けた改良を進めています。
この取り組みは、2023年11月に京都府立大学文学部と舞鶴市が締結した「MALUI連携に関する覚書」に基づき、舞鶴市郷土資料館や文化振興課市史編さん係とと連携して進めているもので、ACTRにより2023年4月に公開されたMALUI連携WEB「まるまる舞鶴」の今後の展開としても位置づけられています。2024年10月以降は、NXワンビシアーカイブズと連携し、舞鶴市史を基にした情報提供システムとして、ChatGPTを活用したチャットボットの企画・開発を行っています。大学・自治体・企業の三者によるMALUI連携で、生成AIを使って自治体史を活用するこの試みは、全国でも初めての先進的な取り組みです。

舞鶴市史 ChatBot 画面(2025 年1月試作版)