文学部歴史学科・史学専攻

2016年度地理学実習現地調査報告書『八重瀬町』を刊行しました。

文学部歴史学科の学生・院生による沖縄現地調査の報告書が本年度も完成しました。本調査は、「地理学実習Ⅰ」(学部)「地理学演習Ⅰ」(大学院)での共同現地調査です。沖縄は、京都と同じく長きにわたる都が置かれた場所であり、また独自の文化が華開いた地です。京都の公立大学の学生・院生が沖縄を学ぶことで、両地域の歴史・地理を深く理解することができます。

学部生の現地調査は、毎年、沖縄県の1市町村に絞って実施しています。今年度は八重瀬町さんにお世話になりました。八重瀬町の皆さま、ご協力いただき、本当にありがとうございました。

本調査は、沖縄県の休日となっている「慰霊の日」に合わせて訪問しています。各地の慰霊祭に参加させていただき、お話しをうかがうことで、平和について深く考えることが必要だと考えているからです。今年度も多くの慰霊祭に参加しました。参加をご快諾いただき、貴重な体験談をお聞かせいただいた皆さまにも、厚くお礼申し上げます。

なお、調査の成果を奈良文化財研究所の文化的景観研究集会にてポスター発表したところ、うち1つがベストポスター賞を受賞しました。

(歴史学科・准教授 上杉和央)

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