竹中友里代特任講師が協力した『祇園祭山鉾錺金具調査報告書』Ⅲが刊行されました
歴史学科竹中友里代特任講師が、文学研究科史学専攻院生・歴史学科研究生・学生とともに、公益財団法人祇園祭山鉾連合会発行『祇園祭山鉾錺金具調査報告書』Ⅲの調査、執筆を行いました。
刊行の経緯
本書は、2001年から2018年にかけて実施した山鉾錺金具調査の報告書です。執筆・編集は久保智康氏(京都国立博物館名誉館員)を中心に、京都府立大学文学部歴史学科竹中友里代特任講師が行い、祇園祭山鉾連合会事務局・京都市文化財保護課と協力して刊行されました。この事業は文化庁事業である「文化遺産を活かした地域活性化事業」として支援され、竹中友里代特任講師が各山鉾町所蔵の金具類の寄進や調達に関する古文書の翻訳に力を注がれています。また翻刻・調査には、文学研究科史学専攻院生・歴史学科研究生・学生が多数参加しています。詳細は以下の目次をご参照ください。
編集・発行 公益財団法人祇園祭山鉾連合会
刊行 2018年3月
頁 325頁
目次
刊行にあたって
凡例
第一章 序論
第二章 各町山鉾の錺金具
第三章 山鉾錺金具関係史料(翻刻)
第四章 各論
1祇園祭山鉾における錺金具の展開 久保智康
2近世祇園祭山鉾町の車力 竹中友里代
収録山鉾 鶏鉾・鈴鹿山・函谷鉾・菊水鉾・放下鉾・保昌山・霰天神山・四条傘鉾・蟷螂山・占出山・綾傘鉾・南観音山・橋弁慶山・鯉山・八幡山・大船鉾