藤本仁文准教授が『将軍権力と近世国家』を刊行
『将軍権力と近世国家』
藤本仁文著
2018年2月発行
塙書房 358頁
定価 9,180円(本体8,500円+税)
ISBN 978-4-8273-1294-2
徳川将軍が命じる領知宛行、転封(領知替)、参勤交代、軍役(幕府課役)が持つ本来の意味と機能を明らかにし、将軍を中核として形成された日本近世国家の特質を解明する。
【目次】
序章
第一部 将軍と大名
- 近世京都大名火消の基礎的考察
- 近世中後期上方における譜代大名の軍事的役割―郡山藩を事例に―
- 幕府上方支配と譜代大名転封―享保九年柳沢氏転封を事例に―
- 徳川将軍権力と参勤交代制
第二部 将軍と領主制・官僚制
- 近世上方支配の再編
- 近世都市消防制度の成立
- 江戸幕府軍事戦略の転換―上方幕府直轄都市と譜代藩―
- 徳川将軍領知宛行と全国支配権
終章