福知山高校「ユリイカデー」で古文書講座を実施しました
2025年12月13日、歴史学科文化情報学研究室の教員・東昇および大学院生・学部学生あわせて5名が、京都府立大学地域貢献型特別研究(ACTR)「京都府北部の文化資源活用と生成AIによる高大連携教育の実践」(研究代表:東昇)の一環として、福知山高校の「ユリイカデー」において古文書講座を実施しました。本講座は、高校生・中学生あわせて3名を対象に、「『古文書』から読み解く日本史」をテーマとして行われました。
ユリイカデーは、昨年度まで「土曜講座」として実施されてきた取り組みで、2023年度から継続して開催されており、今回で3回目の実施となります。
今回は、同校に所蔵されている嘉永4年(1851)「御蔵米直段附控」を教材として用いました。本史料は、江戸時代の福知山藩における米価を記録したもので、講座では天明期・天保期・万延期前後に注目して分析を行いました。
講座では、参加者が大学生の助言を受けながら、史料に記された年号や米価の崩し字を読み解き、その内容をもとに米価の推移を整理したExcelデータを作成しました。さらに、『福知山市史』や他地域の米価記録と比較し、飢饉や災害など当時の社会状況と米価変動との関係について考察を深めました。
最後には、各参加者が調査・分析の成果を発表し、史料読解からデータ整理、歴史的背景の考察へと至る一連の学びを共有しました。本講座は、史料をもとに歴史を主体的に読み解く力と、得られた成果を整理し発信する力を養う機会となるとともに、高大連携による実践的な学びの場となりました。

ユリイカデーの様子



