福知山市夜久野学園で末窯跡群をテーマとした連携授業をおこないました(2025.9)
環境科学部森林科学科森林植生学研究室(佐々木尚子講師)と考古学研究室(諫早直人准教授)が、福知山市教育委員会と共同で進めている福知山市夜久野町末窯跡群の調査研究の一環で、昨年度に引き続き9月9・10日に福知山市立夜久野学園5年生を対象に連携授業をおこないました。9日は考古学研究室の学生が中心となって、夜久野地域の文化財に関する講義や夜久野末窯跡群から出土した須恵器の観察をおこないました。10日は校内にある高内鎌谷遺跡にいき、過去の発掘調査成果について解説したほか、森林植生学研究室が中心となって学校周辺に生育する樹木や、須恵器窯から出土した炭を観察しながら末窯跡群と周辺植生の関係について理解を深めました。
なお、本連携授業については夜久野学園HPでも紹介されています。
*本連携授業はJSPS 科研費 JP24K00156「須恵器窯の長期操業を支えた資源利用の実態解明:森林科学・地質学・考古学の視点から」、ならびに令和7年度京都府立大学地域貢献型特別研究(ACTR)「夜久野末窯跡群を支えた環境史の解明とその活用」の助成を受けて実施しました。
- 末窯跡群出土須恵器の観察
- 学校周辺に生育する樹木の観察