文学部歴史学科・史学専攻

文化庁連携特別授業を開催しました(2025.07)

京都府立大学と文化庁は2020年度に包括連携協定を締結し、教育・研究活動において連携を進めてきました。2023年度の文化庁京都移転を機に、文化庁職員による特別授業をおこなっています。また、京都府立大学は京都府文化財保護課とも連携を進めており、調査のほかにも職員による特別授業なども実施しています。
今年度は、文化庁・京都府がおこなう文化財保護行政の最前線についての特別授業を2回にわたって実施予定です。

今回は京都府の長谷川貴信先生が「府暫定登録文化財制度」について講義をされました。全国でも唯一となる「暫定登録文化財制度」について、指定・登録制度との違い、制定の背景やメリット・デメリットを紹介されたうえで、文化財の滅失が加速度的に進行するなかで緊急に保護の網をかける意義を持つことを、暫定登録から修理・指定に繋げた保護の実例を挙げながらわかりやすく紹介されました。また文化庁の小林調査官からは、元・木津川市文化財担当および現職の文化庁の立場から、暫定登録の運用経験と将来性・課題について関連コメントをいただきました。最後に学生との間で活発な質疑応答がありました。

日時 2025 年7 月17 日(木) 稲盛記念館104 号室 2 コース
特別講義 長谷川貴信氏(京都府文化財保護課技師)「京都府の暫定登録制度について」
コメント 小林和華子氏(文化庁文化財第一課文化財調査官)
参加者 約90名(学生・教員)

授業の様子

 

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