本学教員・学生が協力した『十津川村史 歴史資料編(近世Ⅱ)』が刊行されました。
本書は、奈良県十津川村大字玉置川に鎮座する玉置神社所蔵の史料、および各地域の諸家史料のうち近世文書を収録し、項目ごとにコラムなどを交えて解説しています。
本学の東昇教授(村史歴史編部会長)が執筆・編さんを担当し、文化情報学ゼミを中心とする多くの院生・学生も資料を翻刻したほか、コラム・解説の執筆を担当しました。令和4年には『十津川村史 歴史資料編(近世Ⅰ)』が刊行されています。本書と合わせてご活用下さい。
目次内容は以下の通りです。
『十津川村史 歴史資料編(近世Ⅱ)』
発行 十津川村
刊行 2023年3月
頁 294頁
目次
口絵
発刊のことば
カラーコラム
近世玉置山の別当たち、その交代劇
玉置山の配札
家文書にみる刈場(柴草山)
カタカナ文書と土地売買・譲状
谷瀬の六株方と三拾人方、河津宮と竹原宮
十津川郷人の神仏への願い
十津川郷での神葬祭導入と「准祠掌願書」
門跡の入峰
近世後期の「奥通」
十津川の村々と筆耕
十津川御親兵の北越戦争出兵日記
大畠文書にみる十津川郷地震の記事
凡例
第1章 玉置神社文書
1 人・組織
①別当 多門院
②別当 高牟婁院
③社人・社家
④支配人、弟子、家来、山守・山番、山子
⑤安井門跡
⑥聖護院門跡
⑦高野山
2 支配・檀家・山
⑧造営山
⑨杣木挽・筏流
⑩靡八丁
⑪廻檀
⑫配札
⑬山・経営
⑭貸付
3 儀式・法要・入峰
⑮祭式・行事
⑯遷宮・什物
⑰修復・勧化
⑱門跡の入峰
⑲修験の場
4 神仏分離
⑳神仏分離の経緯
㉑郷支配
㉒神葬祭
第2章 諸家文書
1 中野村組
①竹原家文書
②北谷家文書
2 寒之川組
①岡一郎家文書
②玉置有亮(政所)・宏仲家文書
3 上二村組
①小山手定宣文書
②前木家古文書
4 下二村組
①山崎・楠井家文書
②松尾正士文書
5 三村組
①油上英子文書
②中垣家文書
③田本家文書
④矢野家資料
⑤吉田家文書
⑥小原・滝家文書
⑦小西文廣資料
⑧西和彰家文書
⑨大野・小西家資料
6 東村組
①神下・東家文書
②玉置恒寛家文書
③玉置房子家文書
④玉置直利家文書
7 四村組
①丸田家文書
②谷向秀雄文書
③岡修一文書
8 西川組
①大畠文書
②玉置三朗文書
③樫平家文書
④千葉栄睦家古文書
⑤松村家文書
⑥則本直広家文書
執筆分担・協力者一覧・十津川村史編さん委員会名簿
2023.04.25更新
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