文化遺産叢書第25集『聖地霊場の成立についての分野横断的研究』を刊行しました
文学部歴史学科では、京都府立大学文化遺産叢書第25集として『聖地霊場の成立についての分野横断的研究』を刊行しました。
本書は、平成30年~令和4年度科学研究費補助金(基盤研究B)「聖地・霊場の成立についての分野横断的比較研究」(代表:菱田哲郎)の研究成果報告書です。
目次内容は以下の通りです。
京都府立大学文化遺産叢書第25集『聖地霊場の成立についての分野横断的研究』
編者 菱田哲郎
例 言
第Ⅰ部 聖地霊場の成立とその背景
古墳出土馬具と仏教工芸 ―竹原市横大道1号墳出土馬具の紹介を兼ねて― (諫早 直人)
片岡四寺考証 ― 片岡王寺・西安寺・尼寺南北廃寺― (吉川 真司)
園城寺の成立年代 (新尺 雅弘)
孝明天皇の石清水行幸と六位禰宜森本家の活動 ―伊予宇和島藩主伊達家との関係から― (竹中 友里代)
西条市の水に関する信仰と文化 (岡島 俊也)
岩倉を精神病患者の聖地にしたもの (中村 治)
丹後・金剛童子山中の山寺探索 (京都府立大学文学部考古学研究室)
第Ⅱ部 東アジアの聖地霊場
舎利荘厳具における金銀地金 ―北魏太和五年石函の舎利荘厳具から―(大平 理紗)
文献史料から見る中国の仏教聖水思想 (黄 盼)
泰山霊巌寺の成立過程 (向井 佑介)
新羅神宮神主考 ―新羅の聖地祭祀の基礎的考察― (井上 直樹)
第Ⅲ部 聖地霊場の展開とその信仰
龍門寺と仙人信仰 (竹内 亮)
聖教・史料上の施燈 (平松 良順)
近世・近代における山城国岩屋山志明院の霊地形成と雲ヶ畑の氏神 (東 昇)
覚書 拝殿を本殿より先に建てる神社 (山岸 常人)
洛陽三十三所観音霊場の成立・再興とその空間 (岸 泰子)
「群」としての四国八十八箇所霊場 (上杉 和央)
コラム 本科研による聖地霊場巡見報告(1)
コラム 本科研による聖地霊場巡見報告(2)
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