歴史学科竹中友里代特任講師が協力した『祇園祭山鉾錺金具調査報告書』Ⅱが刊行
文学部歴史学科竹中友里代特任講師が、文学研究科史学専攻院生・歴史学科研究生・学生とともに、公益財団法人祇園祭山鉾連合会発行『祇園祭山鉾錺金具調査報告書』Ⅱの調査、執筆を行いました。
刊行の経緯
本書は、2001年から2017年にかけて実施した山鉾錺金具調査の報告書第2冊です。執筆・編集は久保智康氏(京都国立博物館名誉館員)を中心に、竹中友里代特任講師が行い、祇園祭山鉾連合会事務局・京都市文化財保護課と協力して刊行されました。この事業は文化庁事業である「文化遺産を活かした地域活性化事業」として支援され、竹中特任講師が各山鉾町所蔵の金具類の寄進や調達に関する古文書の翻訳に力を注がれています。また翻刻・調査には、文学研究科史学専攻院生・歴史学科研究生・学生が多数参加しています。詳細は以下の目次をご参照ください。
編集・発行 公益財団法人祇園祭山鉾連合会
刊行 2017年3月
頁 295頁
目次
刊行にあたって
凡例
第一章 序論
第二章 各町山鉾の錺金具
第三章 山鉾錺金具関係史料(翻刻)
第四章 各論
1北観音山の金具新調と錺師たち~六角町文書からみた~ 久保智康
2六角町文書からみた北観音山の大型化と町費の経営 竹中友里代
収録山鉾 船鉾・北観音山・岩戸山・伯牙山・黒主山・油天神山・浄妙山・孟宗山・太子山・郭巨山・木賊山