文学部歴史学科・史学専攻

綾部市において文化庁連携地域交流会を開催しました

2025年12月21日(日)、本学歴史学科文化情報学研究室は、文化庁文化財第一課の調査官と共同で「文化庁連携地域交流会」を開催しました。

本交流会は、昨年度から本格的に開始された文化庁連携推進事業の一環として実施しているもので、2023年度の舞鶴市、2024年度の京丹後市での開催に続き、今回が3回目となります。

当日は、綾部市中央公民館を会場に、文化庁文化財第一課書跡・典籍・古文書部門の佐藤健治調査官より、部門の文化財指定の概要について、また宮田直樹調査官より、地域活性化を目的とした特色ある文化財(美術工芸品)の調査・活用事業について、それぞれ報告いただきました。報告後には、本学の大学院生・学生をはじめ、綾部市教育委員会、京都府文化財保護課、丹後郷土資料館、ならびに市内の郷土史家(綾部史談会、山家歴史の会、綾部の文化財を守る会)の皆様が参加し、質疑応答と意見交換が行われました。

また、同会場において、綾部市域に伝来する近世の山論関係文書および重要文化財・安国寺文書の共同調査も実施しました。調査では、佐藤調査官より、料紙や巻子の保存状態などについて専門的な解説をいただき、参加者にとって貴重な学びの機会となりました。

本取り組みは、文化庁と地域を大学がつなぐ交流の場として、文化財の理解と継承、さらには地域に根ざした研究・教育の推進を目的とするものです。今後も本学科では、文化庁および地域と連携しながら、文化資源の調査・活用に取り組んでいきます。

交流会の様子

 

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