文学研究科史学専攻院生が第8回文化的景観研究集会ベストポスター賞を受賞しました。
過日、奈良文化財研究所で開催されました第8回文化的景観研究集会でのポスターセッションにおきまして、院生・学生3名によるポスターがベストポスター賞を受賞いたしましたので、ご報告いたします。
文化的景観研究集会は、「文化的景観」(文化財保護法に規定される文化財カテゴリーの1つ。2005年に誕生)に関する諸課題を検討する研究集会で、奈良文化財研究所が毎年開催している集会です。昨年度よりポスターセッションが始まり、今年度は18件の応募がありました。若手部門として3件がベストポスター賞の受賞を受け、本学院生・学生チームはそのうちの1つに選ばれました。
第8回文化的景観研究集会ベストポスター賞
豊田祥子・宮下遥・近藤史昭「照間知ってるま!?」
豊田:文学研究科史学専攻 修士1回生(近世史)
宮下:文学研究科史学専攻 修士2回生(歴史地理学)
近藤:文学部歴史学科 4回生 (考古学)
付記:今回の学術成果の特徴
・沖縄県うるま市照間地区のイグサ生産の景観をさまざまな分野からの視点を総合し、「文化的景観」としての評価をこころみたもの。
・地理学実習Ⅰ(学部生向け)と地理学実習Ⅰ(大学院向け)との授業を連動させて実施している沖縄現地調査での成果。
・学部・院の垣根を超えた取り組みであると同時に、学生・院生の専門も日本史・日本文化史コース(近世史)、文化遺産額コース(考古学および地理学)にまたがるもので、歴史学科の特性を活かした成果。
(上杉 和央)