文学部歴史学科・史学専攻

愛媛県松野町教育委員会と協力して『芝家文書調査報告』を刊行しました。

本書は、2018年に旧松丸村庄屋芝家の末裔にあたる芝優子氏から松野町へ寄贈を受けた芝家文書の報告です。芝家は、郷土の俳人「芝不器男」の生家であり、現在は松野町が芝不器男記念館として活用しています。

芝家文書群は主に近世から近代(昭和)にかけて、2,000点を超えるもので、芝家や松丸・為和井村に関する文書、宇和島藩樫谷番所の文書から構成されています。

今回、歴史学科の文化情報学研究室が調査・整理を行ない、その研究成果報告書として『芝家文書調査報告』が刊行されました。本書の執筆・編集には、本学教員他、院生・学生が多数参加しました。他地域の自治体と本学科との連携で報告書が刊行できたことは、地域の理解や発展にもつながり、また協力した学生達にとりましても大変有意義な経験となりました。

目次内容は以下の通りです。

 

『芝家文書調査報告』

編者 東昇(京都府立大学)

発行 松野町教育委員会

刊行 2022年3月

頁  200p

 

目次

刊行にあたって

例言

1 解題・現状記録

芝家文書解題(東 昇)

箱現状記録

2 研究論考

宇和島伊達家領の樫谷御番所(山田 洋一)

宇和島藩の蠟専売制と土佐輸送事例(滝澤 和湖)

「御定免下札牒」からみる松丸・為和井村の土地構造(長谷川 巴南)

近世松丸・為和井村の中用・仕役と算用(東 昇)

宇和島藩樫谷番所の職務と情報の蓄積・継承(東 昇)

3 文書目録

4 史料翻刻

授業・調査の様子,教員,更新情報の記事

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