文学部歴史学科・史学専攻

ACTRで協力した、特別企画展「鎮守府がやってきた! ― 海の地図と伊藤雋吉と海軍と」が開催されました。

 京都府立大学文学部歴史学科では、舞鶴市において長年にわたりACTR(地域貢献型特別研究費)の調査を継続しています。現在も、「海と森の京都の融合による文化観光拠点の形成-舞鶴市東舞鶴地区と綾部市上林地区の文化資源の発掘と活用-」(研究代表者:横内裕人)を実施しています。

 今年は明治34年(1901)海軍舞鶴鎮守府が開かれて120年になります。以下の通り、舞鶴市では、「鎮守府がやってきた!―海の地図と伊藤雋吉と海軍と」を開催しています。伊藤雋吉(としよし)は、舞鶴出身で海軍で活躍し、海軍省次官を長年勤め、その間舞鶴鎮守府開庁に関わりました。

 今回、舞鶴の旧家木船家の書簡が展示されました。木船家が東京在住の秋田氏に鎮守府開庁に関する問い合わせをし、秋田氏が海軍省、伊藤次官に尋ねたという内容です。ACTRでは舞鶴鎮守府が置かれた東舞鶴地区の木船家文書の整理を続けていますが、その成果が展示されました。

展示概要
・海上保安庁 海図150周年・舞鶴鎮守府開庁120周年記念特別企画展
・「鎮守府がやってきた!―海の地図と伊藤雋吉と海軍と」
・期間 2021年10月2日(土)~10月31日(日)9:00~17:00
・場所 赤れんがパーク3号棟(智恵蔵)企画展示室(舞鶴市字北吸1039番地の2)

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