文化庁・京都府・京都府立大学連携シンポジウム「近代文化遺産の保護と未来―京都の文化財を中心に―」を開催しました
京都府立大学は、文化庁・京都府と連携して特別授業や共同調査、交流会などを行ってきました。2025年3月15日には、三者連携事業の一環としてシンポジウムを開催しました。
本シンポジウムでは、京都の近代文化遺産に焦点をあて、その保護の現状と課題をテーマとした講演と対談が行われました。第1部では地主智彦氏(文化庁文化財第一課文化財主任調査官)と水野哲雄氏(文化庁文化財第一課文化財調査官)、稲穂将士氏(京都府教育庁指導部文化財保護課主任)より、近代歴史資料の保護の歴史やその修理について、また、京都府内の近代資料調査などについてご教授いただきました。
第2部では川村洋史氏(国宝修理装潢師連盟主任技師)より、京都府行政文書の修理について話題提供をいただき、池田さなえ氏(本学准教授)を加えて、対談が行われました。対談では、修理技術者・文化財行政職員・研究者それぞれの立場からの「現状」についての議論、近代資料を扱う上での学生へのアドバイスなどがありました。
日時:2025年3月15日(土) 12:50~16:20
場所:京都府立京都学・歴彩館 大ホール
参加者:70名
- 全体の様子
- 対談の様子